奈良県土地家屋調査士会

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LAND AND HOUSE INVESTIGATOR'S ASSOCIATION OF NARA奈良県土地家屋調査士会について

CPDについて

CPDってなんですか?

CPDとは(Continuing Professional Development)の頭文字をとった略称です。
専門資格者である土地家屋調査士は、業務に関連する法律の改正、測量技術の急速な進展に伴い、常に業務遂行に必要な最新の知識・技術の習得、さらに能力の維持・向上を図らなくてはなりません。そのために、研修会・講習会への参加、専門書の購読等の学習履歴を共通の基準で評価し・単位(ポイント)を付与しています。
その学習の実態を国民の皆さまに広く知っていただくため、インターネット等で公開しています。

CPD(土地家屋調査士専門職能継続学習)履歴ポイントの公開について

土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)とは、他人の依頼を受けて、不動産の表示に関する登記について、必要な土地や建物に関する調査・測量・申請手続を業とする専門家のことです。
近年の社会や司法制度を取り巻く環境の急速な変化に伴い、土地家屋調査士の業務も影響を受けております。たとえば、土地の筆界(境界)の不明な場合や土地の筆界(境界)に係わる隣地とのトラブルの解決方法としては、いままでの裁判や調停に加えて、法務局の「筆界特定制度」や境界問題相談センターの「裁判外紛争解決手続(ADR)」といった新しい制度ができ、それらの制度の活用や運用に専門家である土地家屋調査士が大きく関わりを持つこととなりました。
そこで、土地家屋調査士は、「法律関連専門職種」・「測量技術者」としての責任をさらに重く受け止め、プロフェッショナルとして社会の要請に応えていかなければなりません。そのためには、業務遂行に必要な最新の専門知識と技術の習得、能力の維持・向上を図るために継続的な学習を行っており、その学習の実態を国民の皆さまに広く知っていただくために、研修会・講習会への参加、専門書の購読等の学習履歴(ポイントに換算)を公開することといたしました。
ただし、すでに一定の技能を備えている者は、ポイント数に反映されないため、ポイントの大小が、必ずしも土地家屋調査士の能力を反映するものではありません。

今、なぜCPDなのか?

多様化し、複雑化した現代社会が、専門資格者、いわゆるプロフェッショナルに対して持っている要請にプロフェッショナルとして、どう答えるか、その1つがCPDなのだと考えています。
現代社会において、専門資格者は、情報開示を求められています。土地家屋調査士が国家資格者として、その実務実績等の情報を開示することは、サービスの享受者である国民の皆さまが業務を依頼する際の一判断材料としての有効な情報となり、信頼関係を構築する基本的な条件となるものです。
本来、プロフェッショナルは、日々研鑽を積み、倫理を守り、自身の専門性を常にプロフェッショナルであるに相応しいレベルに保っていますが、それを目で見て、理解してもらうことを制度として、位置付けることが、社会の要請であり、それに応えるためには、土地家屋調査士CPDが必要なのです。

CPD制度の目的は?

土地家屋調査士の研修については、土地家屋調査士法第25条により「調査士は、その所属する調査士会及び調査士会連合会が実施する研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならない。」と明文化されております。
土地家屋調査士CPDは、まさに土地家屋調査士会員の資質の向上を図ることで土地家屋調査士の社会的信用を高め、高い業務資質を国民に提供し、社会に貢献することを目的とします。

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